認知科学における基本概念について

2006年08月02日 | クオリア日記の該当記事 | このファイルに関連するクオリア日記の記事

茂木健一郎 「認知科学における基本概念について」
日本認知心理学会、日本認知科学会合同シンポジウム

[クオリア日記より抜粋]

中京大学。
 認知科学会、認知心理学会の
合同シンポジウム。
 
 私は、認知科学の直面している
問題点として、
いかに確率的な記述を超えるか、という
ことがあるという話をした。

 最近思うこと。
 シンポジウムの際にどのような話題を
選択し、それについていかに話すか
ということに、フィロソフィーは
現れるのではないか。

 自分にとっては切実な世の中との
渡り合い方は、多くの場合気付かない
暗黙知に支えられていて、
 それを言語化し、普遍的なものに
接続し、
 人に説明できるようにすることが
有意義な事なのではないかと
考えるのである。

 目を瞑り、自己を省みて、
そのような作業をしているだけでも
退屈などしないし、
 何よりも脳が変わっていくんじゃないか。

 脳の機能というとどうしても
感覚や運動においてとらえ勝ちだけども、 
 自己を少し外側から見るメタ認知の
プロセスなど、
 boot-strapping的な
プロセスもダイナミクスとしては
とても大事なはずだ。

 シンポジウム参加者、斎藤洋典先生
と懇談する。

 斎藤洋典先生とお目にかかるのは
久しぶり。
 相変わらずお元気だった。

 川口潤先生は、落語に造詣が
深いと見た。
 日本酒がなくなって、「義経になりました」
と言ったら、
 ただちに反応されたのが
川口先生だったのである。

 原典は『青菜』である。
 何だか久しぶりに古典落語がたっぷり
聞きたくなった。

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