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[クオリア日記より抜粋]
案の定眠ってしまって、
水戸に着く少し前で目が覚めた。
大学があり、そのまわりに
森がある。
こんな場所を歩いてみたいな、
と思っていたら、大きな池が現れた。
後で調べたら「千波公園」である。
確かに千の波くらい入るだろう。
地方、都会と簡単に言うが、
理想は広々とした豊かな空間と
文化の組み合わせではないか。
その文化の拠点として水戸芸術館は
特筆すべき成果を挙げている。
最初に訪れたのは、クリスト
の「アンブレラ」の時だと思う。
調べてみると1991年のことで、
開館の一年後ということになる。
あの頃の私は、今よりももっと
激しやすく、そして恐らくは偏っていた。
若さゆえのバランスの悪い
奇妙な鋭さもあったかもしれない。
30分遅れで到着、高橋瑞木さんと
会場を巡る。
プロとして作品を生み出している人々と、
様々なハンディキャップの中表現を
いわば自らの運命として選び/選ばれた
人々。
当初の予定通り、
「二度と同じパフォーマンスはやらない」
マリーナ・アブラモヴィッチの精神に帰依して、
展覧会に触発された問題を話し、質疑応答を
した。
公演中に予告したように、次の
エントリーでmp3を公開します。
レセプションにはデザイナーの佐藤卓さんの
姿もあり、
出品作家を始め、多くの方々と
お話する。
二次会で高橋さんにエジプトの話を聞き、
やなぎみわさんがいらした辺りで
辞してスーパーひたちに乗った。