美術解剖学 鈴木芳雄『何ものかを降臨させるために』

2007年11月19日 | クオリア日記の該当記事 | このファイルに関連するクオリア日記の記事

何ものかを降臨させるために
鈴木芳雄(Brutus 副編集長)

レクチャーと質疑応答

http://fukuhen.lammfromm.jp

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東京芸術大学 美術学部 第三講義室
Download MP3, 43.1MB, 94分

鈴木芳雄さんの話を聞きながら、
教室の窓を開け、
外の空気に触れてみた。

最初はひんやりと気持ちが
いいが、徐々に芯まで浸透してくる。

これは今日は上野公園は
ダメだなと思った。

授業の後、上野公演の砂場のところで
みんなで語り合う。

あの素晴らしい時間は、今年は
最後だったらしい。

鈴木さんは、具体例を
出しながら、雑誌を編集するという
作業の奥行き、難しさ、喜びを
縦横に語ってくださった。

印象的だったのは、「雑誌は読むよりも
作る方が何倍も面白い」という言葉。

「なるほど!」と膝を打つ。

それがプロフェッショナルの矜恃
であり、生きるよろこび
というものであろう。

題材として、2007年2月1日号
「脳科学者ならこう言うね!」
を取り上げて、詳細を解説する。

当事者だけに、舞台裏を良く知っている。

雑誌のできあがりを見た時、
そのエディトリアルの見事さに
本当に舌をまいた。

よく、あれだけの時間に、これだけの
記事を作るものだと思った。

特に感心したのは、「クオリア日記」
の使い方である。

上部の旅の記事、インタービュー記事が
「瞬発力」を表しているのに対して、
「クオリア日記」は「持続力」を
示しているのだという。

私自身も初めて聞いた構想が、
鈴木芳雄さんのアタマの中には最初から
あったのである。

鈴木芳雄さんの授業のパワーポイント等に
ついては、鈴木さんのブログ
フクヘンの昨日のエントリーに詳しい。

http://fukuhen.lammfromm.jp/2007/11/post_209.html

鈴木さんは、この日の授業のために、
九州の取材日程を一部切り上げて
駆けつけてくださった。

鈴木メロス、ありがとう!
空を見上げ、地に這い、水に身を浸して
深謝いたします。

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