関連リンク:
http://www.qualia-manifesto.com/asahi-culture19.html
クオリア日記より抜粋:
夜、朝日カルチャーセンターにて、
南直哉さんとの対談。
以前新潮社の『考える人』の対談で
お会いした。
対談があまりにも面白かったので、
二号に分けて掲載された。
南さんはその後青森県の恐山に
移って、
普段はそこにいらっしゃる。
恐山が「人々の思いが形になった」
霊場であるということから始まって、
宗教の本質に踏み込んでいく
スリリングな話となった。
仏教は、苦というものがなくなるなどとは
考えない。
苦はなくならず、それでも生きていく
方法を教える。
どのような行為をとるかが、その人
を規定する。
仏陀のごとく行為すればその人は
仏陀になる。
だから仏教者は所作を大切にする。
仏教にせよ、キリスト教にせよ、
宗教は、その本質に反人間的なものを
含んでいる。
そこから人間性への回帰の運動もあり、
そのせめぎ合いが緊張感をもたらす。
などなど。
こういうことについて、南さんと
ゆったり話す機会が持てたことは
幸いだった。
またぜひ対話したい。
その後、南さんを交えて
懇話。
12時までおつきあい下さった。
南さん、ありがとうございました。
この記事に言及しているMP3
http://d.hatena.ne.jp/rsakamot/20091020/1256021345