MTをWikiっぽくする

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最近、自分のMacにMovableType(4.23)をインストールして、 メモとして使っているのですが、 これがすばらしく使い勝手がよく、自分の性にあっている。

いままでメモをしたい場合はテキストファイルに書き込んで、 日付と関連するキーワードをファイル名につけて保存していたのだけど、 やはりこれだとただ埋もれるだけで検索性もよくない。

ブログの形式なら、リンクも張れるし、 画像やPDFファイルも記事に埋め込んでおけて、 とても質の高いメモを保存できて、検索性も十分よい。

このやり方をもう一歩進めて、 いったん書いた記事を修正したい!というときに もっと簡単に記事を編集できるようにテンプレートタグを書き換えてみた。

通常なら、ログインして、ブログ記事一覧を開いて、 目的の記事を選んで、それでやっと編集ができる。 それだとまどろっこしいので、各ブログ記事に「その記事を編集する」という リンクを貼ることにした。

<a href="<$MTAdminCGIPath$>mt.cgi?
    __mode=view
    &_type=entry
    &id=<$mt:EntryID$>
    &blog_id=<$mt:BlogID$>">
        この記事を編集する
 </a>
これをエントリのヘッダ部分なりフッタ部分なりに 書き込んでおけば、そのリンクをクリックするだけで、 その記事を編集する画面になる。 これだけで、わりとWikiっぽくなる。 画面遷移なしでぱっとテキストエリアが出てくれば文句なしだが、 編集するまでのストレスはだいぶ軽減されると思う。 ところで、このようなリンクを作るために、 MTのテンプレートタグを調べていて、 次のようなテンプレートタグを発見した。
<$mt:EntryEditLink$>

テンプレートタグリファレンスには次のように書いてある。
MTEntryEditLink | テンプレートタグリファレンス

MTEntryEditLink 実行した検索結果のブログ記事を編集するためのリンクを表示します。検索したユーザーが、すでに Movable Type にログインしていて、かつブログ記事を編集できる権限を持っているときに表示します。

ということで、まさにオレが作りたかったリンクを生成してくれる テンプレートタグではないか!と思って、 早速埋め込んでみたのだが、 何にも表示されない。 ログインしていることをCookieでうまく認識できていないのかな?と 思っていろいろやってみたが変化無し。 原因がわからぬまま、やっぱりやめて元の方法に戻した。

そうしたところで、 本家のテンプレートリファレンスがあるのを思い出してそちらをみてみた。
<$mt:EntryEditLink$> (MTEntryEditLink) | MovableType.org - Home of the MT Community

<$mt:EntryEditLink$> A link to edit the entry in context from the Movable Type CMS. This tag is only recognized in system templates where an authenticated user is logged-in.

ということで、このタグはシステムテンプレート内でのみ認識されるらしい。 つまり、ブログ上では動作しないということ。 なんだ、そうですか・・・。

確かに、Open Accessなブログ上でそのような編集するためのリンクを表示するのは セキュリティ上よろしくない。 ただ、ほとんどの人がhttp://www.example.com/mt/mt.cgiみたいな感じに MTを設置しているので、 そういう人の場合はわざわざ隠してもMTを知っていれば簡単に分かってしまうので、 あまり意味はないようにも思う。

それはともかく、こういうリンクを各記事に表示させるようにすると、Wikiっぽくなりますよ、というお話でした。

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このページは、Shinichi Nozawaが2009年2月12日 23:39に書いたブログ記事です。

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