世の中のブログはすっかり WordPress の世界です。
僕はいまだに Movable Type を使ってます。
しかも、MT 4.25です。MTは5がでているというのに。
このブログはUsing MTというタイトルのくせに、
MTのプラグイン開発からはすっかり遠ざかってしまっていて、
ここ1,2年はMTに関する記事を書いてませんし、
今後も書けるとは思えないので、
ブログ名を Using Perl に変更することにしました。
Perlももはやオワコンの誉れを欲しいままにしていますが。
ついに顕在化しはじめた「Perlリスク」 - Hatena::AnonymousDiary
なぜ国内でPerlが急速に萎んだのか - Hatena::AnonymousDiary
どちらも増田(はてなのアノニマス・ダイアリー、略してマスダ)ですが。
こんなの真に受けてもしゃーないっていう意見もあるのはわけるけど、
LL言語としてPerl一択だった時代とは違って、
今やRubyもPythonもPHPもある。
Javascriptでも相当いろんなことができるようになったし、
Javaも以前よりも使いやすくなったってなると、
プログラム言語としてPerlを選ぶ蓋然性は低くなるのは当然かなと思う。
これからプログラムを初めてみようという人はRubyやPythonを選ぶのは
全然いいと思う。Perlを激しく押す理由は特にない。
で、我らが日本のPerlメンター dankogai 様でございます。
僕はこの一言にどきっとしました。
別にPerlに限った話ではないのだけど、 「○×言語は衰退しました」って人には、一つの共通点がある。自分が書いたコード、いや 貢献 ( contribution ) を、
さらさないこと。
これを読んでる時点で、すでに増田の記事のことを忘れていました。
自分は、どれぐらいPerlに貢献しただろうか?
まだ全然貢献してないし、
Perlの興亡はオレのPerlへの貢献如何にかかっている!と、
なにやらしゃにむに火がつきました。
別に他の言語が嫌いなわけではなくて、
Perl以外にPerlでプログラムを書く以上の速さ・なめらかさで書ける言語が
ないからだし、これまでの自分がプログラム周辺の知識を吸収していくうえで、
それは大抵Perl絡みだったので、センチメンタルな記憶が
Perlとしっかりと紐付いているので、Perlに対する愛着もひとしお。
「Perlはオワコン」言われて、がっかりする一方で、
それも仕方ないかなと諦観しながら、Perlと心中するつもりでいました。
でも、「そうか、自分が貢献することで、
Perlをオワコンラングイッジになる運命を反転させることだってできるんだ!」
と思ったのです。
そうしたらなんかワクワクしてきて、前よりPerlが好きになりました。
もちろん、Perlに貢献できるほどのスキルは全然ありません。
が、そんな可能性もあるんだと思えるだけで、前よりも
前のめりにPerlのコーディングにいそしめるようになりました。
そんなことがあって Using Perl と改題です。
はやくCPAN Authorになりたい。行こうと思えばいけるはずなのにまだYAPC::ASIAにも行ってない。Koshigaya.pmも発足したい。
最後に、Larry Wallの言葉。
《(私は)金持ちです》。 どれだけ持っているかではなく, どれだけ与えることができるかというのが 金持ちの定義なら。
出典:小飼弾のアルファギークに逢いたい♥ #0 Perlの父 Larry Wall